5月20日(日)の例会報告 
今日は初めて利用する浦和市民会館での例会。
いつもの4人のメンバーの内3人は、それぞれ緊急事態が重なり
1人の参加になりましたが、昨年から参加頂いている方々4人が
加わり、それぞれの今の状況、困っていること、不安や迷いなど
その気持ちを語って頂き、共感やお互いの違いなどを共有、理解、
時に情報や知恵を出し合う時間となり、あっという間の3時間とな
りました。
特に今回は、3人の方が当事者と兄弟姉妹である自分が同居して
いる方で、距離を取りたくてもなかなか難しい中で暮らす思い、たと
え顔を見る機会は少なくても、その気配を感じながら暮らすことの
様々な思いが印象に残りました。
< 語って頂いた内容の抜粋 > 
・当事者を支えることも大事だけれど、当事者と暮らしている
人を支えることもとても大事。
・当事者と一緒に暮らすことが良かれと思ってきたが、当事者は
自分に良い感情を持っているのか?
・肉親だと当事者は感情をぶつけてくる。お互いに冷静になれない。
ケースワーカーなど第三者が説明、説得すると冷静になりやすい。
・当事者と暮らしていると家に人を呼べない状況がある。
・親と暮らしているより兄弟姉妹と暮らしている当事者の方が入院が
少ないと言われたことがあり、実際に親が頭ごなしに当事者を叱って
いた時は入院を繰り返していたが今は安定して家に居る。当事者と
別々に暮らせたらとも思うが、その言葉は励みになっている。
・兄弟姉妹にとって今の状況を変えたいと思っても、当事者は今の生活
を続けて行きたいと思っていて社会との繋がりや変化を求めて行こうと
しない。例えば訪問の形での支援はないのだろうか。
・親亡きあと、当事者と細かい金銭のやり取りをしていくのを考えると気が重
くなる。生活支援センターのPSWにその思いを相談したら、財産がある程度
あるのなら当事者、兄弟姉妹それぞれのために後見人制度を利用した方が
良いと言われて考えている。いずれにしても、自分のためにいろいろな立場
の第三者、相談できる人を求めていこうと思っている。
・訪問看護、医療相談室、生活支援センターの利用経験について
・アウトリーチ、ACTなどの動きについて
ACTについては「千葉兄弟姉妹の会」の以下のHPに
活動例の講演の報告が載っていました。
< 情報の提供 > 
・東京きょうだい会の紹介
通信の紹介、5月の例会予定ひだクリニックの木村副院長の講演紹介 等
・就労移行支援事業の昨今について
参加された方が、長年の友達でも兄弟姉妹のことは話せない。でも、同じ仲間
には初対面でも昔からの知り合いのように思いを話せて自分でも驚いた、と話
されていました。そして、ここで話をしてすっきりした、と言われた方も。
不安はすぐには解決出来なくても、同じ仲間が居ることを知ること、思いを語る
ことで気持ちが軽くなる、そこからまた出発する力が湧いてくる、この会はそん
な場になっていけたらと感じました。
次回の兄弟姉妹の皆さまのお越しをお待ち申しております