( 掲載が遅れてすみません


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上尾市にある、障害者生活支援センター「杜の家」の相談員の
児玉さんに去年の9月に引き続きおいで頂き、自立支援法や
福祉サービスなどの動き、病院・地域を含めた社会復帰に
向けたリハビリの実際はどうなのか、退院促進事業は今どう
なっているのか等々の話を欲張って伺いました。
今回は「分かち合いの時間」から参加頂いたので参加した方々の
想いや状況を知って頂きながらの、前回よりさらに深い内容に
なった印象があります。児玉さん
の飾らない率直なコメント や経験談に、身近にこのような方がもっと居てくれたらと、改めて。
以下、断片的ですが、まとめてみました。
自立支援法の動きがめまぐるしい。 役場の担当者に聞いても担当者自身がわからないことがある。
退院促進事業について 24年4月から個別給付事業になった。ということは1件につき
給付金が出ると言う形。メリット・デメリットがあるが、いずれ
にしても、職員を抱える方は大変。名称は「地域移行推進員」。
退院後の居住地の事業所を選んだほうがいい。本人が役場に
申請という形だが、病院のスタッフの理解がまだまだ不十分か。
本人、家族、医師、看護師に会いながら進める、細かいプロセ
スが必要。病院がそれを受け入れる体質かどうか。
仕組みとしては本人が「退院したい」と言い、病院がOKすれば
支援が始まる。一緒に外出してご飯を食べることもプログラムの1つ。
社会との接点を広げて行く役割もあるということ。
期間は6カ月。ただし更新もあり。
条件は1年以上、入院の人。調整が必要な人。
埼玉県立保健センター(伊奈)の自立訓練施設の、けやき荘が
全室個室になった。チャレンジ利用もある。
地域移行ピアサポーター養成講座について 障がい当事者が自分の体験を生かして退院支援を行う人のこと。
10月12、16、23日の3日間実施(上尾市青少年センター)
主催:鴻巣保健所、杜の家 対象:当事者、家族、関係者参加。
1人暮らし出来るかどうかの判断 グループホームもれっきとした1人暮らし。
家族もリスク覚悟でやる。事故もあるかもしれないが工夫はする。
心配したらキリがない。ぜったい1人暮らしが出来ないと思われて
いた人が1人暮らしをしている。
生活支援センターの活動について 訪問が中心になってきている。当事者の了解が得られたら、
まずは家族の相談を継続していくことが大事。
精神に対応する訪問ステーションが出来てきている 身体介護で家事援助(ヘルパー)
訪問看護で内服の援助(看護師)
役場に申請すればいい
生活支援センターと共に、毎日本人を見守る体制は作れる。
(デイケア、ヘルパー、訪問看護 等を入れながら)
後見人制度について 精神の場合は社会福祉士が適切か。
家裁に行くと、頻繁に「後見人についてのビデオ」を上映している。
だんだん身近なものになってきている?!
その他 ・・・・・・・
・助けてと言えることが本人を助ける
・こころの問題では医療が必ずしも必要とは限らない。
薬を飲めばいいのか? たとえば「ひきもり」の人の場合
必ずしも医療が必要か、第一なのかはわからない。
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最後に児玉さんは
「時代はすごく変わってきている、症状があってもやり過ごす
すべがあれば、それを助ける人がいれば」 と言われましたが、
つい暗くなりそうな現実がありますが、その言葉に希望を繋げ
たいと思いました。
終了後、児玉さんを含め、参加者皆さんで、乾杯

したことは
児玉さん、これからもよろしくお願いしま~す!!!