■プロフィール

さいたま兄弟姉妹の会

Author:さいたま兄弟姉妹の会
ようこそ!!
私たちは精神疾患をかかえる人の兄弟姉妹のためのセルフヘルプグループです

■最新記事
■最新コメント
■月別アーカイブ
■カテゴリ
■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

次回例会 (1月に引き続き勉強会です!)
        
         
  2月11日(月・祝) 午後2時~5時
          
 場所:浦和コミュニティセンター
               第14集会室
      (浦和駅東口パルコ内)
           
   参加問い合わせ:saitamakyoudaikai@yahoo.co.jp       
            参加費:300円
  
           
   内容:「成年後見制度について」

     1. 成年後見制度と親亡き後の後見事例紹介について
    2. 市民後見センターさいたまの活動概要
        3. 参加者からの質疑応答
   講師: 市民後見センターさいたま 理事長   中田さん
                       同理事   井上さん
        
   会は14時~17時ですが、開始後少しの間、通常の
            語り合いを予定しております。
              
               
   1月に続き、連続の勉強会です。初めての方もぜひ参加下さい。
   あなたの知りたいこと、不安や疑問をこの場で出してみませんか。
               
 
                  
 
              


スポンサーサイト



例会日時 | 23:44:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
情報など
 
                 
           
  本の紹介・・・・・精神科在宅ケア(ACT)について
 
   「こころの医療 宅配便」
    精神科在宅ケア事始   高木俊介 著
                 発行:文言春秋 1667円
 
   最近、よく耳にするようになってきたACT。
  それでも実践しているところはまだわずかという印象ですが、
  この本は、日本初に2004年からAKT-K(京都)として実践してき
  た活動の記録とこれまでの日本の精神医療の現状を当事者の物
  語を含め語られていて、時にしみじみと、時に痛切に、読み進みま
  した。
 
  特に印象に残ったところは、ここの看護スタッフが以前勤めていた
  病院でケアしていたチカコさんという利用者さんが、退院後ここの
  ACTに紹介され、ACTでフォローするようになり、ある時、その
  チカコさんが ・・・・
 
   「病院に入院していた頃の薬はきつかったわ、強制睡眠の
    薬よ。その薬を決まった時間にO君やMさんが(現ACTス
    タッフ)が飲ませとったんですよ。夜の9時になったら強制
    睡眠の薬で眠らされて、朝6時に強制的に起こされてたんよ。         
    きついわ~。でもO君らの仕事はそういう仕事だったから仕
    方なかったのよね。今はみな優しくて、一緒にいて楽しい」

    という下り。そしてO君は答える。
 
   「病院時代のチカコさんに対しては申し訳ないつきあいばかり
    でした。今はそう思えるのだけど、そのときは何も考えずに、
    仕事で決まっていたことをやっていた。今になって考えたら、
    何のための病院だったんでしょうね、僕にもようわからんです
    わ、今は本当にチカコさんが退院してよかったと思う。」
 
    さらに、
 
   「そうよ、O君も、Mさんも退院してきてよかったわね」と無邪気
    に言ってのけるチカコさん。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
           
    入院体験のある当事者の、「入院だけはしたくない!!」という
    声を兄弟姉妹の話からよく聞くけれど、そんな病院のベッド数
    が飛びぬけて世界一であること、やはり多剤多量大国であるこ
    と、地域福祉・医療にお金が行かない仕組みなど、経済大国で
    ありながら貧しい精神医療にも、やっと光が当たってきたことを
    期待して読み終えました。昨年、一昨年と、さいたま兄弟姉妹
    の会でお話し頂いた生活支援センター「杜の家」の児玉さんが、
            かなり症状があっても地域で住める、と言われた言葉を重ねな
            がら。
 
            尚、新宿家族会「新宿フレンズ」の以下のHPの「講演会抄録」
     に、この本の著者でACT-Kを実践してきた高木俊介先生の
     昨年10月の講演録が掲載されていています。
 
                      
              
 
     
    現在、ACTとして活動している場所は、以下のHPで
    確認できます。
                
      ACT全国ネットワーク
                        
 
 


その他の情報 | 23:20:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
2013年 1月20日の例会報告
 
              1月20日(日)の例会報告  
 
   (この報告は、プライバシーを配慮しながらも、仲間達がどのようなことで悩み、
     どのように対応しているかを共有出来ればという思いでまとめています。配慮
     が足りない部分がありましたらご指摘下さい。)
        
             
         2013年の年初の例会は、外部講師として川口市役所の障害
   福祉課の遠藤さんを お呼びして自立支援法」のサービスと
   使用法について、さらに保護者制度」の現状と今後の課題
   について、いつもの分かち合いの時間から遠藤さんに参加頂き、
   参加者それぞれの現状やや抱えていることを聞いて頂き、タイムり
   -なコメントも貰いながら進めることが出来ました。
        
   遠藤さんは大学病院の看護助手や医学書の出版社を経て、精神
   科病院の医療相談室に就職し、医療ソーシャルワーカーとして
   11年のキャリアを積んだ後、各市町村で雇い始めた先駆けの時代
   に川口市の障害福祉行政に就き、10年目になるということです。
 
   当日は、初めて参加された4人の方を含めて計9人が集いましたが、
   当事者と一緒に暮らしている方、入院中の方、一緒に暮らしていない
   が当事者が気掛かりという方など、年齢も状況も様々でした。
 
        
    <分かち合いで印象に残ったこと
 
  当事者の「病識」について
   兄弟姉妹としては、当事者の病識が無いと、特に退院後など先が不
   安な部分があるが実際のところ、調子が良い時は病識があるが、具
   合が悪くなると病識が無くなるということを経験すると、「ある、ない」
   という判断もなかなか難しいのも現実。
 
    これに対して遠藤さんは、「この薬を飲めば安心」というような「病感」
    を持っていれば、はっきりした「病識」がなくても通院治療は可能、と  
    いう言葉を貰いました。そして、それらはデイケアなどで当事者が学ぶ
    機会を持つことも大事というコメントを貰いました。
 
   もしかして自分が逆の立場だったら
    親とは異なり、兄弟姉妹は複雑な思いや立場であるということを共
    感することも多い例会です。当事者と同じ目線で生きた兄弟姉妹は、
    病気のせいとは言え、巻き込まれて当事者と前向きな関係を保って
   いくのがなかなか難しいのも正直なところですが、、それでもどこか
   で痛みを感じざる得ないという相反する思いに苛まれることは少な
    くありません。さらに自分が逆の立場だったら・・・と思うことも。
   ここの辺りが親が中心の「家族会」と大きく事なるところかもしれま
   せん。当事者を亡くされた仲間の声の重さも、心に残りました。
         
   その他、親亡きあとの不安、現実の対応や困難さ、多剤多量への
   心配、地域での理解のない視線や、兄弟姉妹の会の存在がまだあ
   まり知られてないことなどが、出されました。その中で、当事者の方
   が健常者( この言い方は個人的には好きではないですが・・ )と結
   婚されたという明るい話しも出ました。
              
       
   <遠藤さんの話で印象に残ったこと・まとめ>
 
   障害者自立支援法」の流れ、概要について
   (正式にはH24年から「障害者総合福祉法」という
       名称になっているようです。)
 
    主に平成18年度から制定されたについこの法律について伺い
   ましたが、この法律は、それまで精神障害については「精神
   保健福祉法」で取り扱われていたのが知的・身体障害3障
   害が一緒になった、ということが大きな柱のようです。
   
   また、それより以前、平成15年からの「支援費制度」では、それ
   までは「措置(行政が決定し利用者は従うのサービスだったの
   が、 「当事者がサービスを選び、使う」という転換だったとい
   うことも確認しました。ただ、これは使う人使わない人の差が出て
   しまったり、知的・身体障害の方は無料だった利用料が1割負担
   になり戸惑ったり利用しづらくなる人が出て、わずか2年で財源も
   尽きてしまったようです。
 
     「自立支援法」のサービス利用のしくみは介護保険制度が身本
   になっています。介護保険が介護度の「認定」が必要なように、
   自立支援法でも「認定」が必要となります。また、まずは役所に申
    請が必要ということです。(生活支援センターも窓口になるようです。)
    
  担当は         
    窓口で「相談支援専門員」という方が担当。介護保険のケアマネ
    ージャー(介護支援専門員」と同じような人。
    サービス利用の流れ
   認定調査 ⇒ 審査 ⇒ サービス支給決定 ⇒ 業者選定・契約      
   サービス内容
   ・訪問系サービス ・・ 訪問を受けたり、通所などして利用
               精神ではホームヘルプショートステイ
   ・日中活動系サース ・・入所施設で昼間の活動を支援
              精神では、援護寮(期限は2年) 
              就労移行支援事業(前作業所等)
   ・居住系サービス ・・ 入所施設で住まいの場としてサービス提供
              精神ではグループホーム
 
        
 
       お話を伺いながら、就労移行支援事業については、さまざまな場所、
   内容が展開されてきているなと感じていましたが、訪問系サービス
   や居住系サービスは、自分の周りに利用している人を知らないし、
   援護寮やグループホームの数の少なさは、サービスの仕組みはあ
   てっても実際の利用の選択肢はとても限られていること、そして
   それらのサービスを利用するまでの準備のプロセスが、精神障害
   の場合、家族にとっては、とても大変であることを痛感するのです。
   だからサービスがあることだけでなく、そのサービスを上手く繋げ
   る家族支援にも目を向けて欲しいと感じます。
 
   尚、グループホームについては、埼玉県では最近は医療法人が
   マンションを借りての設置が増えてきているとのこと。マンション業
   者としては家賃をきちんと払ってくれるので前向きのようですが、
   ただし住民の受け入れの問題で居ずらくなる場合はあるようです。
          
   また、アパート1人暮らしの方も確実に増えていて、問題が会った時
   遠藤さんのような方がきちんと対応していることで、借りやすい状況
   になってきているということです。やはり医療機関に近い場所が選ば
   れることが多いようですが。
            
  「保護者制度」について  
           
     現在の「保護者制度」は、「保護者」の同意で行う医療保護入院
     には欠かせない制度。
           
    この「保護者」は精神保健法での規定のことで、親権者、配偶者、
    兄弟姉妹など三親等以内の人、後見人等、身内のいない人は
    市町村長がなる。
          
   その他、病気の自覚が無い場合に
     「治療を受けさせる」 「医師の指示に従う」 「患者の引き取り」
   などの義務が課せられていて、重い責任の上、当事者との関係
   も悪化させる要因にもなっています(ブログ管理者補足)
 
   この「保護者制度」の過度の責任や、患者自身の人権侵害にも
   繋がる制度の廃止が以下のような案で検討されています。
 
    ・ 保護者による同意を必要としない入院手続き
    ・ 入院当初から早期の退院を目指した手続きを導入
    ・ 入院した人は、自分の気持ちを代弁する人を選べる
    ・ 早期の退院を促進するよう入院に関する審査を見直す
 
   ただし、早期退院のためには地域の受け入れ体制の整備
   の充実が必須で、そうでなければ早期退院を受け入れる
   家族の更なる負担が増えるだけになってしまうことも懸念。
         
   尚、入院の場合、病院としては精神保健法による「保護者」と、
   「医療の支払い」の人の2つの契約書を書かせるようです。
   また、市長が保護者になる場合は医療上の支払いの人として
   別な人のサインが無いと入院が難しい可能性があるようです。
               
            
  
   兄弟姉妹が現在入院中のブログ管理者としては、当事者は親に
   入院させられたと恨んでいる上、症状が安定しないからとは言え、
   いったいいつまで入院生活が続くのか見通しが示されない中で
   悶々としているし、かといって老いた親には引き取る力は無いし、
   もちろんブログ管理者も家族持つ身なので無理だしで、無い無
   い尽くしの中ですが、講師の遠藤さんが、「保護者制度の見直
   しの意味としては、本当は『保護者』の立場の人を支援す
   るサービスが整うことが大事では」と言われたことが心に残り
   ました。
 
           
 
                  
   最後は時間切れで、まだまだ聞きたいことがたくさん!
   また改めて、遠藤さんにお願いしたいという思いで終了しました。
 
   遠藤さん、ありがとうございました!
   そして、今後ともよろしくお願いします!
         
        


例会報告 | 23:15:00 | トラックバック(0) | コメント(0)