3月月9日(日)の例会報告 
今回は講師担当のお2人を含め、新しい方4人の方の参加で計11人が
一緒に集いました。
講師は昨年1月の例会に来ていただいた川口市役所の障害福祉課の
遠藤さんに再び来て頂き昨年から名称が変わった「障害者総合支援法」
が実際に地域でどのように利用されているか、前回は時間がなくて聞け
なかったことを質疑応答の時間を中心にして伺いました。
また今回は遠藤さんのかつて職場でもあった医療法人高仁会川口病院
の精神保健福祉士である阿部さんも同席頂き、病院の立場でのサポート
活動を聞くことができました。
<特に印象に残った言葉>
・今までは当事者支援ばかりだったけれど、これからは「家族支援」が必要
という話が出てきて、実際には保健センターが相談窓口として期待されて
いる。
・今後、精神病院は「救急医療」「地域医療(アウトリーチ)」「認知症対応」
という3つのいずれかの側面で経営が特徴化されていくだろう。
因みに川口病院は地域医療に力を入れていく予定である。
・転院を迫られて転院先を家族が探さなくてはならない大変さについての
質問で、公の相談機関は具体的な評判などの情報は出さないので、
民間の「相談支援事業所」に相談すると対応してもらえるだろうということ。
結局今回も時間が足らず、せっかく講師の方が準備して頂いた内容も
聞けずに終わってしまいましたが、また今年度中に時間を取って伺う
ことになりました。お二人に質問攻めをしてしまいましたが、今後とも
心強い味方として存在頂ければ有難いなと思いました。
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こんな雑誌が発刊されました!

「統合失調症のひろば」 日本評論社 1600円
(年2回 3月、9月発刊)
医師を始め、PSW、薬剤師、臨床心理士、作業療法士、そして
当事者、家族が同じテーマでそれぞれの立場で書いていて、
今の精神医療福祉のさまざまな問題点、課題を取り上げています。
その他にも興味深い内容がたくさん!!と感じました。
因みに 創刊号のテーマ 「統合失調症に治療は必要か」
(あえて刺激的なテーマを選んだと冒頭にありました)
春号のテーマは 「治るってどういうこと?」
「我が家の母はビョーキです」の中村ユキさんがマンガを連載
しています。