の全国大会の内容の紹介に来て下さった方1人を含め、8人
の参加となりました。今回久しぶりに参加してくださった方が、
結婚が決まったという報告をして下さって、苦しい話題の多い
中でのとても嬉しい出来事だなと感じました。
以下が印象に残った内容です。

長期入院中だったり、自宅で1人で暮らしだったり、老親と暮らして
いたり、グループホームに入っていたりと「きょうだい(病気の当事者)」
の状況はさまざまですが、同じ入院という状況でも病院に慣れてしまっ
て外に出たがらない人も居れば、何年居ても環境に馴染めず不安定
のままの人もいて、兄弟姉妹の思いは様々です。いつもながら、
どれが正しいのではなく、それぞれの思いを大事にしていくのがこの
会の大事な点だなと感じます。

ただその中でも共通するのは、「きょうだい」の事ばかりに振りま
わされていると、兄弟姉妹の私たち自身の平安、幸せはどこか
に行ってしまわないか、ということ。

「きょうだい」を大なり小なりおろそかには出来ないから、こうした
例会に足を運ぶのだと思うのですが、巻きこまれていくと良かれと
思ってしているはずなのに関係が悪化したり、それが罪悪感になっ
て更に苦しくなったりということがよくあります。

「きょうだい」との距離の取り方は、それこそ「これが正しい」という
ものは無いのでしょうが、言えるとしたら「きょうだい」には「きょうだい」
の人生があり、私達も私達自身の人生があるということ。
それが具体的にはどういうことなのかということを、例会では先達の
経験や知恵を知り、他の人の姿に自分を見たりして学ぶ場のような
気もします。
今回も遠隔地に住む、通常では危なっかしく見える「きょうだい」を
見守る仲間の言葉からもそう感じたし、これまで取り上げてきた
後見人制度の利用もその延長上にある制度とも感じます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
例会の中で取り上げられた
「SST ソーシャル・スキル・トレーニング」について
「きょうだい」の理不尽に思える行動につい感情的に対応して
後から後悔する、ということがよくありますが、「きょうだい」は
経験不足や病気のために独特のコミュニケーションの取り方
をする傾向があり、また私達自身も今までの経験からつい
猜疑や防衛的な言葉が多く出てしまうこともよくあります。
SSTは出来るだけ感情的にならずにお互いの関係を良くして
いくもの、と勝手に解釈していますが、 特にこれまで沢山の
家族会でSSTについて講演をしてきた高森信子さんの本を
ここで紹介します。
「家族が知りたい統合失調症への対応Q&A」 著者:高森信子 評論社 1620円
///////////////////////////////////////////
第7回 兄弟姉妹全国交流会はこちら↓
開催日程
2015年9月22日(火)13:00~
23日(水)12:00まで
場所:戸山サンライズ
(全国障害者障害者総合福祉センター)
東京都新宿区戸山1-22-1
内容・申し込みについては東京兄弟姉妹の会HPへ
プログラムには松本ハウスのトークショー
「統合失調症がやってきた」もあります!!