
ブログ担当Kの

ちょっと小話
「これも W ケア??」
父は今年で90歳、当事者の兄は61歳になりました

父は兄が入院した翌年の5年前、一人暮らしの実家から出て私の近くの見守り付き
高齢者アパートに入居させ、さらに足腰が弱って昨年から特養に入って貰いました
兄は6年前から病院に入ったきりで、病院でトップの重い患者と言われたこともあ
るくらい、一時期は自傷行動が酷くて目の離せない状態で、今も妄想に入った状態
が多く、けっして安定しているとは言い難い状態です
子育てと介護を一緒にしなければならないことをWケアと言うようですが
私自身は父とも兄とも一緒に住んではいないにしても、それぞれの特養、病院側との
契約から始まり、日々の必要な日用品の調達や支払い、定期的な面会やスタッフや
看護師さんとのやり取り、ケガや体調悪化での他医療機関への付き添い受診
確定申告始め、兄と父についての役場とのやりとり、等々、細かいことを入れると
結構な労力を二人にさいてきて、兄弟の世話と親の世話、これもWケア??
なんて思ったりします
父には1週間に一回、兄には3週間に一回、面会をしているのですが、最近あれだけ
しっかりしていた父が、どんどん認知が悪くなってきている感じで、なんだか面会の度
に、兄と父とよく似た感じの印象を受けるようになりました。確かに兄もあと4年で介護
保険を使える年齢、薬の影響もあり、たぶん老化も早いでしょう

精神の病気も老化も混然一体となって、人の生きる現実を私に見せてくれてるようで
「良くも悪くも、これも人生勉強かなぁ」など、訳わからないようなことを心のどこかで
つぶやいていますが、これからは自分の老化とも深くお付き合いすることを考えると、自分の
人生を大事に生きないとなぁとも思うのです。 だから さんざんお付き合いしてきた父、兄との
距離も更に手放していけたらなぁとも思っています